
皆さんこんにちは!
CLEAN TECH JAPAN、更新担当の中西です。
今回は、清掃業が日々向き合っている「環境」との関係性についてお話しします。
「清掃業」といえば、見た目をきれいに整えることに目が行きがちですが、実は環境負荷と環境保全の両面を持ち合わせる仕事でもあります。
私たちが何気なく依頼する清掃業務の裏側では、水・洗剤・資源・エネルギーなど多くの環境要素が関わっているのです。
トイレや厨房、エアコン、外壁などの清掃では、強アルカリ性・強酸性の薬剤や有機溶剤が使われることがあります。これらが適切に処理されなければ、河川や下水処理への悪影響を及ぼす可能性があります。
床の洗浄や高圧洗浄、エアコン内部の洗浄では、1回の作業で数十〜数百リットルの水が使用されるケースも。使用水量の無駄を減らすことは、水資源保護と上下水処理の負担軽減につながります。
汚れたクロス・使い捨てモップ
養生材やビニール類
空容器・段ボール・プラスチックごみ
現場では見えないところでゴミが出続けているため、これをどう減らすかは環境経営における大きな課題です。
植物性界面活性剤
生分解性の高い天然系クリーナー
無香料・無着色で人体にもやさしい処方
従来の“強い洗剤”から、“やさしいけど効果的”な洗剤へと転換が進んでいます。
高圧洗浄を必要な範囲に限定
バキューム回収による汚水管理
洗浄水の濾過・再利用(特に工場や大型施設)
こうした工夫は、コスト削減と環境配慮の両立に貢献します。
現場での資材ごとの分別徹底
汚れた資材の“回収洗浄→再利用”
清掃後の廃棄物マニフェスト提出(企業向け)
事業所清掃では、清掃会社自らが「排出者責任」を持って対応することが求められます。
清掃業界団体による「環境マネジメント認証制度」
SDGsに基づく「エコ清掃サービス」の導入
地元の学校・公園の無償清掃など地域貢献活動
社会に信頼される企業になるには、「きれいにする」だけでなく、「地球にもやさしい」姿勢が大切です。
清掃業は、目の前をきれいにするだけの仕事ではありません。
環境・安全・健康・資源のバランスを取りながら、人が安心して暮らせる空間を支える“総合的な環境管理”の仕事です。
そしてその価値は、今後ますます高まっていくことでしょう。
次回もお楽しみに!
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